糖尿病 合併症 HbA1cの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
56歳 男性
7~8年前から糖尿病を患って、足が痺れる為、漢方薬で何とかしていきたいと来店されました。
細かく症状を伺いますと、緑内障もあり右目はほとんど見えていないそうです。
また、両足が浮腫みやすく体も重だるく、疲れやすいそうです。
H5年に肺気腫を患い肺の一部を除去されたそうです。
病院でもらっている薬はアマリール、メデット、メチコバール、キネダック、チモプトール、エイゾプトを処方されているそうです。
毎月、血液検査をされているそうですが、中々、血糖値もHbA1cも下がらないし、体調も良くないそうです。眼圧は35mmHg(正常範囲7~21mmHg)とかなり高めです。
目が見えにくい為、ストレスも多いそうです。
また、肺の一部を切除された為、とても疲れやすく、風邪もひきやすくなったそうです。
中医学的に診ますと『気滞血瘀』、『脾虚湿滞』の状態と考えます。
その為、血流をよくしていく漢方、気の巡りをよくしてストレスを晴らしていく漢方、
体力と免疫力を上げていく漢方を中心にお渡ししました。
2週間して、疲れはあまり感じなくなってきているという報告を受けました。
病院の検査でALP、γ-GDPが高い為、脂肪肝の疑いがあるとDr.に言われたそうです。
長年にわたって下痢をしやすいという事と冷えると足が特にしびれが酷くなるようですので、
胃腸機能をシッカリさせていく漢方、体を温めて血流をよくする漢方に変更してお渡ししました。
すると、1カ月後の血液検査で今まで全然下がらなかった血糖値とHbA1cが下がってきているという報告を受けました。
空腹時の血糖値 170mg/dl ⇒ 150mg/dl
HbA1c 7.4% ⇒ 6.6%
1か月で血糖値とHbA1cがさがってきてK様もビックリされております。
またまだ、正常範囲ではありませんが、少しずつ体調がよくなってきているという大観をされております。
また、浮腫みがとれて、長年の軟便傾向も改善してきているそうです。痺れはまだ、残っている為、引き続き飲んで頂いております。
中国医学の治療の仕方は根本的に血流をサラサラにしていく事です。
結果的に、1か月ほどで血糖値やHbA1cが下がってくるのはとてもありがたい事です。
引き続き、合併症の改善も行っていきます。
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